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zoom RSS #95 手塚治虫のアニメ無料配信へ

<<   作成日時 : 2008/11/05 11:19   >>

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今や世界中で評価の高い日本のマンガやアニメですが、その基礎を築いた人物といえば、多くの人が手塚治虫の名前を挙げると思います。
その手塚治虫の生誕80周年にあたる今月3日、公式サイト「TezukaOsamu.net」がオープン。
マンガやアニメ作品の無料配信を始めました。

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代表作の「鉄腕アトム」や「ブラック・ジャック」をはじめ、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「火の鳥」など、2000年以前に制作されたすべての作品が対象。
その数はマンガ700タイトル、アニメ100タイトルというから驚きです。

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現在、配信されているのはマンガが冒頭の1〜2話、アニメは冒頭の8〜15分と作品の一部ですが、今後3年以内に全作品の全編をネットで無料視聴できるようにする計画だとか。
さらに、視聴者が動画をコピーしてブログに張り付けたり、他の動画サイトに投稿するのも認める方針だそうです。

どうしたんでしょうか、この太っ腹は?
一ユーザーとしては無料で手塚作品を楽しめるのは嬉しいことですが、ちょっと心配になってしまいます。

日経新聞の記事によると、「ネット配信で海外での作品の知名度を上げ、キャラクター商品など周辺事業で稼ぐビジネスモデルに転換する」という分析ですが、これはかなり画期的な方針転換です。
日本のエンタテイメントを代表する第一人者の決断だけに、他の作り手に影響を及ぼす可能性も考えられます。

つい数年前まで「コンサートをプロモーションにしてCD販売で稼ぐ」のを王道と考えていた音楽業界が「CDや音源配信でアーティストの知名度を上げてコンサートで稼ぐ」という方向に転換しつつあるように、ブロードバンドの普及はエンタテイメント産業の構造を変えつつあります。

ネットで見たり聴いたりできるコンテンツは無料(または安価)でばらまいて、リアルの「経験」や「モノ」を売って回収する。
手塚プロの試みは、そんなエンタテイメント産業の新時代を占う試金石になるかもしれません。

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