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zoom RSS #102 BRUTUSよ、おまえもYouTubeか

<<   作成日時 : 2008/12/12 20:28   >>

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今、書店に並んでいる雑誌BRUTUSの表紙を見て驚いたり、ニンマリした方も多いのではないでしょうか。
なんと、表紙に大きくYouTubeのロゴ。
数十ページにわたってYouTubeの特集が組まれています。

BRUTUS (ブルータス) 2008年 12/15号 [雑誌]

内容は、YouTubeの使い方から識者によるYouTube概論、文化人が選んだお気に入り映像、さらにはYouTubeのオフィス訪問まで盛りだくさん。
ご丁寧に「YouTube純正ステッカー」というオマケまで付いています。
日頃からネットを徘徊してオモシロ動画を物色している僕にとっては、かなり使えるネタ本です。
まあ、そんなオモシロ動画は機会があればまたおいおいご紹介するとして、今回はこの特集を読みながら考えた考察を。

先日、このブログに「雑誌は死んだのか?」という記事で書いたように、今、雑誌業界は空前の不景気。
大手出版社の有名雑誌でも休刊・廃刊が続いています。
アメリカに始まった金融危機の影響による企業の広告費削減はこれから本格化しますから、広告を主な収入源にしている雑誌はこれからますます厳しくなることが予想されます。

その上、パイの小さくなった広告費の一部は既存メディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)からネットに流れているのが現状。
いわば、BRUTUSは自分のビジネスのライバルであるYouTubeを大宣伝しているようなものです。
これが敗れゆくメディアの断末魔の叫びなのか、それとも、どんな苦境にあっても読者が求めているものを提供すべしという編集者の矜恃なのか、僕には分かりません。
しかし、この特集を読みながら、雑誌の価値を再確認したのも事実です。

今や世界中のあらゆる情報がネットに流れているといっても過言ではありません。
よく言われるようにそれらの情報の価値は玉石混淆。
検索サイトは便利ですが、あまりに膨大な情報量に溺れて、自分が求める情報にたどり着けないことすらよくあります。

そこで、雑誌など既存メディアに求めるのが「目利き」「フィルター」の機能です。
膨大な情報の海の中からノイズを除去して、本当に価値のある情報だけを提示してくれれば、その時間と手間の節約に多少のお金を払ってもいいなと思います。

もう1つは、自分では決して検索しないであろうキーワードで見つけた情報を提示してくれるなどの「レコメンド」機能。
自分からは決して見つけられない、しかし自分にとって面白い情報は、もしかしたら無数にあるのかもしれません。
そんな「サプライズ」には価値があるのではないでしょうか。

事実、今回のBRUTUSを読まなかったら生涯出会わなかったであろう動画といくつも出会えて、僕は雑誌代590円の元は取れたように感じました。

と、ここまで書いてきて、ふと思ってしまいました。
満足いく精度の「目利き」も「レコメンド」も、そのうちネット上で実現しちゃうかもな、と。
しかも、そう遠くない時代に。

ああ、やっぱり雑誌は死んでしまうのでしょうか。

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